お知らせ

3月9日(日)市民公開講座「第1回 健康こそ最高の幸せ!幹細胞治療への期待」開催報告

2025年3月9日(日)、東京ミッドタウン(港区赤坂)にて「市民公開講座:再生医療のトレンド!~ますます身近になる幹細胞治療~」を開催しました。

第1回となる本講座では、「健康こそ最高の幸せ!幹細胞治療への期待」をテーマに、再生医療の最前線を専門医がわかりやすく解説する3つのセッションが行われました。

セッション3では、東京ミッドタウンクリニック 総院長 田口 淳一 医師が登壇し、「動脈硬化症からフレイル予防まで~脳と体の若々しい健康長寿を目指す」についてお話ししました。

参加者アンケートでは、8割以上の方から高い満足度の評価をいただき、もっとも重視することとして「エビデンスや治療効果」というお声が多く寄せられました。

講座内容のご紹介

セッション1:幹細胞とは?特徴を解説!
井上 啓太 医師(CPC株式会社 代表取締役社長)

「幹細胞」とは何か、その種類や体内での働き、治療への応用可能性について、細胞の映像なども交えて解説されました。万能幹細胞と成体の幹細胞の違いや、老化と炎症に関わる最新知見についても紹介され、幹細胞治療に炎症性老化を抑制する働きが期待されていることを説明。幹細胞の基礎理解が深まる講演となりました。

セッション2:ひざや肩などの痛みに対する幹細胞治療の効果
寺尾 友宏 医師(お茶の水セルクリニック 院長)

整形外科領域における幹細胞治療の実際について、ひざ関節などへの事例を中心に解説されました。関節内は細胞数が少なく自己修復力が弱いため、幹細胞を投与することで修復力を底上げし、関節内のコンディションを整えることが期待されると説明。変形の程度によって治療効果に差があること、適切なリハビリの併用が重要であることも紹介されました。

セッション3:動脈硬化症からフレイル予防まで~脳と体の若々しい健康長寿を目指す
田口 淳一 医師(東京ミッドタウンクリニック 総院長)

高齢化が進む今、「フレイル(身体機能や社会的つながりの低下)」や「認知症」など、高齢化に伴う課題にどう備えるかについて、多角的な視点からお話がありました。さらに、動脈硬化の進行を抑える治療法として、血液浄化療法(アフェレーシス)や幹細胞治療の応用に関する実例が示され、最新の予防医療と再生医療の融合的アプローチが示唆されました。

当施設は今後も、治療に関する正しい知識を持つことで、皆さまがご自身の状態に合った治療を選択できるよう、研究と情報発信に努めてまいります。

なお、次回講座は2025年6月頃を予定しております。詳細が決まり次第、当サイトにて改めてご案内いたします。

ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

共催

本講座は、以下の団体で共催いたしました。

  • CPC株式会社
  • 医療法人社団八千代会 お茶の水セルクリニック
  • 医療法人社団ミッドタウンクリニック 東京ミッドタウンクリニック

※当ページの内容は「2025年3月24日」時点の情報です。