健康診断

がん検診

がん検診について

国民の2人に1人が”がん”になり、3人に1人が”がん”で亡くなっています。がん検診による早期発見が早期治療の第一歩です。日本は人口比における”がん”の死亡割合が世界でも突出して高く、世界一のがん大国といっても過言ではありません。

日本人の死因第1位、2人に1人がかかる「がん」

日本人の死因第1位は「がん」です。現在は年間約37万人ががんで死亡しています。また、がんの総患者数は、男性約97万人、女性約81万人で、総数では約178万人(平成29年現在)となっています。

低いがん検診受診率

また、日本のがん検診受診率はOECD(経済協力開発機構)加盟国30カ国の中で最低レベルで、欧米の受診率が約80%に対し、日本は20~30%とまだまだ関心が低いのが現状です。

がん検診で早期発見

しかし、診断と治療の進歩により、一部のがんでは早期発見、そして早期治療が可能となってきました。その理由は、人間ドック等の検診が充実してきたことや精度が向上してきたことです。
がんは症状が出るころにはかなり進行してしまっているため、症状が出る前に見つけることがポイントといえます。
東京ミッドタウンクリニックの人間ドックは、がんの早期発見を目指しており、検査項目が充実していることが特長です。

  • 各検査が含まれるコース・料金については人間ドックのページをご覧ください。

がん検診の検査内容

東京ミッドタウンクリニックでは、がんの早期発見の為に様々な項目 でがん検診を実施いたします。それぞれのがん検診ごとに検査項目と、どういった事を調べるのかを ご紹介いたします。

胃がん検診

上部消化管X線造影:バリウム(造影剤)を飲んで食道・胃・十二指腸の状態を調べます。
※バリウム検査をご希望の方は、こちらを必ずご確認ください。

上部消化管内視鏡:口又は鼻から内視鏡を挿入して粘膜を直接観察する検査です。経口内視鏡で鎮静剤を使わず苦しい経験をされた方は、鎮静剤を使用してより苦痛の少ない状態で検査が可能です。
※鎮静剤を使用した内視鏡検査をご希望の方は、こちらの注意事項を必ずご確認ください。

便中ヘリコバクターピロリ抗原:胃潰瘍・胃がんの原因になるヘリコバクター・ピロリ菌感染の有無を調べる検査です。血中ピロリ抗体検査:血中の「ピロリ抗体」の有無を検査するものです。過去にピロリ菌の検査を行ったことのない方にお勧めします。

肺がん検診

胸部X線直接撮影:胸部にX線を照射して、病気の有無や状態を調べます。
胸部CT:80列マルチスライスCTで肺・縦隔を調べます。肺がんのスクリーニングに有用です。

大腸がん検診

便潜血(2日法):大腸がんや大腸ポリープなどのスクリーニング検査です。

腫瘍マーカー、血液検査

血液や尿を採取して、がん細胞が作り出す物質を測定する検査です。腫瘍マーカーは特定のがんに反応するものや、複数のがんに反応するものもあります。そのため、複数の腫瘍マーカーを組み合わせたり、画像検査などの結果と合わせて総合的に判断されます。

マーカー名説明
CEA消化器がん(大腸・直腸・胃)・肺がん・乳がん・膵臓がん・卵巣がんの腫瘍マーカーです。
CA19-9消化器がん(膵・胆のう・胆管)の腫瘍マーカーです。
PSA(男性)前立腺がんの腫瘍マーカーです。
CA125(女性)卵巣がんの腫瘍マーカーです。
AFP、PIVKA-2肝細胞がんの腫瘍マーカーです。
Pro-GRP肺がん(小細胞がん)の腫瘍マーカーです。

女性用がん検診

女性特有のがんに対する検診も充実しています。女性医師や女性スタッフが検診や診察を行うので安心です。また、女性のお客様限定のレディースアワーもご用意しておりますので、一層リラックスして受診いただけます。
詳しくは女性専門健診メニューをご覧ください。

  • 内科診察、乳腺・婦人科系の検査は、全て女性医師・技師が対応します。 一部、内視鏡(胃カメラ検査)や胃部レントゲン(バリウム)は男性医師やスタッフが担当する場合もありますので、ご了承ください。
  • 医師の判断で男性患者さまをご案内する場合がございます。(ご案内する際は、動線・タイミング等最大限の配慮をいたします)
  • ドックセンターのレディースアワーは毎週水曜日の午前中(8:00~12:00)となります。
    ただし、12:30以降は13:00から受診される男性のお客様と待合スペース等でご一緒になる可能性がございます。
  • 健診センターのレディースアワーは毎月第2・4月曜日の午後(13:30~17:00)となります。

子宮がん検診

検査名説明
経腟超音波超音波を用いて子宮・卵巣を調べます。
子宮頚部細胞診子宮頚部の粘膜から採取した標本でがん細胞の有無を調べます。
子宮体部細胞診子宮の奥に採取棒を入れて、細胞と組織の一部を採取しがん細胞の有無を調べます。
ヒト・パピローマウイルス子宮頸がんのハイリスクな原因であるヒト・パピローマウイルスを調べます。
骨盤部MRIMRIを用いて子宮や卵巣の病変をより詳しく調べます。

乳がん検診

検査名説明
乳房X線(マンモグラフィ)乳腺の拡がり、しこりや石灰化の観察に有効です。
乳房超音波乳腺の状態やしこりの詳しい性状の観察に有効です。