大人になってからの矯正治療とのちがい
小児矯正は、大人になってから受ける矯正治療とは、さまざまな点で異なります。ここでは、小児矯正の治療目的や期待できる効果などを解説します。
顎骨の成長をコントロールする治療
小児矯正の主な目的は、顎の骨の成長を正しい方向へと導くことです。例えば、下顎の成長が不足していると、将来的に上顎前突(出っ歯)を引き起こします。あるいは、上の顎の横幅が足りないと、乱ぐい歯や八重歯を誘発することがあります。そうした予想される不正咬合を未然に防ぐことが小児矯正で重要となります。不正咬合は、見た目はもちろん、歯と歯茎の健康、発声、食事(咀嚼)、呼吸にも影響を及ぼすため、QOL(生活の質)にも深く関わってきます。
抜歯の必要性が低くなる
成長期に適切な矯正治療を受けることで、歯がきれいに並ぶためのスペースを確保することができます。その結果、成長期以降に受ける歯列矯正において、抜歯の必要性が低くなるのです。
むし歯や歯周病予防につながる
小児矯正を受けていると、定期的な検診も同時に受けられることから、むし歯や歯周病のリスクが低下するといわれています。また、歯並びやかみ合わせが良くなることで、清掃性が向上し、衛生的な口腔環境を保ちやすくなります。
子供の矯正を始める時期
子どもの矯正を始める時期は、大きく2つに分けられます。それは第一期と第二期です。
第一期治療
第一期治療は、3~12歳くらいまでのお子さまが対象です。
第二期治療
第二期治療は、12~15歳くらいのお子さまが対象となります。
子どもの矯正メニュー
当院では、お子様の歯の状態や年齢によって2つのメニューをご用意しております。
kids矯正
全て乳歯のお子様か、乳歯と永久歯が混ざっているお子様で、治療開始年齢が3~15歳(中学生まで)を対象としたメニューです。
第二期へは、お子様の全ての歯が永久歯に生え変わった段階で移行します。
※第二期のみの治療は受け付けておりません。
第一期治療
第一期治療は、顎の骨の成長を正しい方向へ導くための治療です。
さまざまな矯正装置を用いて、顎の幅を広げたり、成長を促します。
そうすることで上下の顎のバランスが整い、歯列不正や不正咬合を予防することが可能となります。
第二期治療
第二期治療は、歯並びの乱れを細かく改善していく治療です。
ブラケットとワイヤーを用いて、歯を1本1本正しい位置へと移動させます。
一般的には「歯列矯正」と呼ばれるものです。第一期治療を受けることで、非抜歯による歯列矯正も可能となります。
保定期間
歯列矯正によって移動した歯が元の位置に戻るのを防ぐための処置です。
リテーナーと呼ばれる保定装置を装着して、後戻りを防止します。
保定にかかる期間は、歯の移動にかかった期間とほぼ同じです。
Jr.矯正
全ての歯が永久歯に生え変わっており、治療開始年齢が18歳未満のお子様を対象としたメニューです。
成人するまでに歯列矯正を行うことで、大人になってから治療するよりも歯が移動しやすく、よりスムーズに歯並びを整えることができます。
よくあるご質問
Q:何歳までが対象ですか?
A:Kids矯正は、治療開始年齢が3~15歳(中学生まで)で、全て乳歯のお子様か、乳歯と永久歯が混ざっているお子様が対象です。
Jr.矯正は、全ての歯が永久歯に生え変わっており、治療開始年齢が18歳未満のお子様が対象となります。
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